デビルアクマ

超魔界村

Front wingのISLANDやった

YU-NOに引き続けてISLANDをやった。たぶんおれの感想を見てプレイする人はいないと思うからネタバレも書く。

 

 

おもろかった、ただひとつ問題なのは、おれの頭が悪すぎて健常者の半分のカタルシス止まりっぽそうなところが悲しかった。

 

読み進めてる最中のおれは「過去・現在・未来」という三つの焦点でそれぞれ攻略ヒロインが割り振られていて、各ヒロインごとに壮大なタイムリープ劇が始まるのかと思った。

現に最初のルートを確定させる選択肢が過去・現在・未来どれにするか〜みたいなチョイスだったし、おあつらえ向きに「現在と同じような運命を辿っているおとぎ話(過去)」が用意されているあたり、「過去・現在の重要そうなパーツは用意されとるやんけ!でも未来がないな〜、これか創るものだからなくてもいいのか?」と謎理解を深め謎納得してた。

そこでNEVER ISLANDですよ。

 

ぜんぜん内容が解決しないまま3人のヒロインのルートをクリアして、遭難しかけて変な箱に入ったら、10年後の西暦2016年にきていた。あたりは雪に囲まれ人たちは地下で過ごすまるで核戦争後のような世界、バカな、10年でここまで変わるなんてありえない、そしてその世界におけるメインヒロインに告げられた「今は2016年……いえ、正確には……西暦22016年(ド☆ン)」

 

過去に相当するおとぎ話、現代であるところの夏・真夏編、そして未来のような世界・冬編。どの世界でも役者は同じ名前(雑貨屋や悪の大臣までスターシステムかのように同じ名前)、バカでもわかるように比較対象を並べてくれた。

でもその世界はおれにはバグっているように見えた。

夏の海とは対象的な雪の海に、その世界のヒロインたちは姿名前は一緒でも、リンネの印象的なロングヘアーは短くなっていたし、カレンは下ネタのシの字もダメなのに娼婦で路銀を稼ぐ激おサセになってたし、サラに至ってはロリ体型からめちゃくちゃナイスバディになっていて性格もぜんぜん違った。この段階でようやくデビルアクマ的持論であるところの「非抜きゲーのヒロインは必ず一人は巨乳(or貧乳)がいて、安易な視覚的差別化をする」というのに当てはまるようになり、「ほぉ〜〜…………巧者」と声が出た(しかしこのゲームは全年齢向けだった)

 

ま、今話してたのも全てミスリードで、全て制作者の手の内だったんですけどね……

 

 

 

過去いっぱいあったタイムリープモノという土壌の中その元祖であるYU-NOをプレイした後にこのほぼ最新作であるISLANDをやれた、おそらくおれはめちゃくちゃ恵まれたプレイヤーだった。

 

今までプレイしてきたゲームの先入観がいい感じに視野を狭窄させたような気がする。

やっぱり最後の相合傘のスチルはクるものがあるね。

 

最後におれの邪の部分を出すと、これがもし18禁発売で、阿澄佳奈さんの喘ぎ声が聞けたらおれはそれだけでこのゲームに太鼓判を押しちゃうなって思っちゃったところです。ありがとう阿澄佳奈さん。

 

 

never-island.com

 

うわ、今気づいたけど公式サイトのURL、never islandじゃん……うわ〜、やるじゃん……

この世の果てで恋を唄う少女 YU-NOのPS4版をやった。

やった。

 

昔はエロゲをよくやった、一番最初にプレイしたゲームは『処女はお姉様に恋してる』。ひどく興奮して、意味もなくすね毛を剃った。なんというか、「スケベなゲームをやっている」とか、「おれは今“アンダーグラウンド”にいる」と勝手に感じていた。

すげーハマった。でも07年から11年の間の名作エロゲの上澄みをさらうようにやっていただけ、ただの中級者だった。なのでおれはエロゲを語れない。ただの消費者だ。

 

でも消費者なりに当時の名作、けっこうやった。家族計画とか、クロチャンとか、車輪とか、葉鍵の面々とか、姉汁とか、へんし〜ん!〜パンツになってクンクンペロペロ〜とか。でも、YU-NOだけできなかった。

Erogescapeの中央値ランキングとか見ながら良ゲー模索とかしてたんだけど、1996年発売のYU-NOがずっっと1位に鎮座してて、人気が神格化されてるのも知っていた。

 

ぶっちゃけ、ハードルめちゃくちゃ高かった。おれが大好きなWHITE ALBUM2よりも(お話のベクトルが違うとはいえ)点数が高いゲームだし、タイムリープものはズルだと思ってたし。

 

 

 

はぁ〜

 

クッソおもしろかった。

 

「物語はおもろいけど、アニメとか小説とかでよかったんじゃね?」って思うエロゲもあるなか、「エロゲ・ギャルゲじゃなきゃ成り立ってねえこれ」っていう設定とシナリオの結びつけが巧みだし、登場人物に思い入れを育ませる過程がかなり繊細で全員クソ愛おしいし、さまざまなルートで手に入れたアイテムが一つずつ物語の全容を紐解いていくのが快感だった。逆転裁判の探偵パートがクッソボリューミーで名作、みたいな(この例えはおれでもわかりづらいと思う)

何よりも、こんなに緻密で革命的な作品が1996年に存在していたっていうのがマジで凄い。色んな時を巡るゲームなんだけど、この作品そのものがオーパーツだったってオチがついてもおかしくないぐらいだ。

 

たとえば、今まで食べてきた色んな美味しかったラーメンの良いところの3,4つがひとつのラーメンに凝縮してて、うっわ、こんなうめえラーメンがこの世に存在してたのかよって思って店内見回したら「創業20周年、20年前からこの味です」って書いてあったら、なんかすげーって思わない?思わないかも、下手くそすぎるだろ例えが。

 

とにかくすごかった。みんなやって。

 

 

yu-no.jp