紫吹蘭 VS. 大都会 上大岡(横浜市) 後編
前回までのあらすじ
「ヘイ ガイズ!! 今日も元気? 音城セイラだよ!
私ときいは今日も上大岡TSUTAYAで300円で売ってた
芸人ワンマンライブのDVDを見てラララ〜って感じ。
仕事もこれで乗りきれる、やっぱり上大岡は最高!
今日の晩ごはんは松乃家のササミカツ定食!」
「ハムッ!!ハフッ、ハフッ!!ハッハッムシャ!!」
〜上大岡赤い風船ビル 1F アミューズメントパークジアス〜
「よし! なんか都会っぽい建物に来たぞ!
なんかボロいタマゴのモニュメントが気になるけど
年配の方が少ないからまだ他よりもマシな気がする。
外観もこの前あおいと行ったホテルに似てるし。」
「うわっ!イキった中学生がタバコを吸いまくってる!
見なかったふりをしよう……大丈夫かな?」
(イキった中学生のイメージです)
「姉ちゃん、火持ってない?火」
(うわ、話しかけられた
たまたま楽屋に置いてあった落し物のライター持ってる
けど……とりあえず渡すか)
「はい、ライター」
「姉ちゃん、サンキュ
あ〜っと、コアラのマーチあげる」
「い、いいんですか」
「うん、嬉しかったから…………ッス」
(実話です。)
〜アミューズメントパーク ジアス〜
「はぁ、よかった……中は思ったより普通のゲーセンだ
経年劣化した店内はいっそゲーセンらしい、
少し好感が持てるな……」
「そういえば、私達がモデルになったゲームがゲームセンターで稼働してるってあおいから聞いたな。
今まで一度も見たことなかったけど、これを期に
ちょっと覗いてみようか」
「お、やってるやってる、どれどれ」
「……………………………………………
…………(ッターン)………………………
チャリンチャリンチャリンチャリンチャリン」
「!? もしかして……おぎやはぎの……小木さん!?」
「木漏れ日の翠の光で〜〜〜〜目を覚ましたら……
ここはぁ…………訪れたかった“トコ”」
「絶好の旅日和ね〜〜〜高鳴る気持ち
今日の旅……満喫しましょう」
「しっとりはんなり古都の町並みはァ〜〜〜
美しいな〜〜〜 ずっと色あせ
「あ、向こうに駅見えるじゃないか。
何を迷ってたんだ、私は……もう帰ろう」
「アイカツ!最高……また『ただ雰囲気にひたりたい』
それだけのために12クレジットも使ってしまった……
そろそろ晩飯食べようかな、松乃家に行こう」
「兄ちゃん、火持ってない?火」
以上です。