デビルアクマの音ゲー遍歴について
土曜日を無駄にしたくない………無駄にしたくないょ
今日のあらすじ
- 14時に起床
- アニメを見る
- 餃子を食べる
- 猫のうんちを片付ける
- マイメロディの公式アカウントをフォローする
突然なんだけど、僕は趣味があります(知ってました?)
多趣味ってわけでもないけど少趣味というわけでもない、いつも何かしらにハマっています。しあわせだね。
1歳の時分にレーズンにハマった(単純に、出生地シンガポールではまともなおやつがレーズンしかなかった)のを皮切りにおれの多趣味は始まった。
3歳は絵本、5歳はピングー、7歳は読書、9歳にポケモン金銀、11歳に音ゲー、13歳にライトノベル、15歳に麻雀、17歳にエロゲ、19歳にTwitter、21歳にアイマス、そして23歳にアイカツ!。おれの知能のピークは7歳だった。
そして、おれが今でもずっと好きなのが音ゲーなんじゃ。ポケモンも今でも好きだけど、当時の人口と流行りを考えれば最盛期だし当然っちゃ当然で。しかし、音ゲーは周りにやってる人がいっっっっっさいいなかった。
おれと音ゲーの出会い
今から13年前、2002年に……2002年!? 13年前が、2002年!? なんだよそれ! 13年前って普通に考えて1998年くらいだろ!! アホか!?
2002年にポップンミュージックにハマりました。皆さん、知ってますか? ポップンミュージック。ちょっと「ポップンミュージック」ってタイピングしてみてくださいよ。右手しか使いません。
その当時はポップン7で(今はポップン22です)、結構最盛期なのかな?
横浜西口のフリーダムっていうゲーセンでは、横浜の人通りがめちゃくちゃ多い店先にポップンが置かれていたので、踊りながら魅せプレイする人が結構いました。
【スーパープレイ】ポップン踊りながらプレイ - YouTube
ポップン7に収録されている曲です、この曲を作った新堂敦士はつんく♂の友達で、作曲がパクリだらけなので干されました。
当時小学生でスケベなフラッシュにもハマっていたおれは、家庭用のポップン7を購入しました。なぜかって? うる星やつらのOPがラインナップの中に入っていたからです(本当にこれだけ)
そんでいざやって見ると……難しい、プレステ2のコントローラーでプレイしていたわけだけど、これがまた相まって難しい。
ポップンミュージックは音楽に合わせて9つのボタンを叩くゲームです(知ってました?)、プレステ2のコントローラーのよく使うボタンの数は12個です(知ってました?)
無理でしょ、ポップンで頻出する「緑・赤・緑」の同時押し、プレステのコントローラーだと「←・□・○」ですよ? 想像してみてください、右手親指の側面でベタ押ししかなくないですか?
おれは諦めかけた、しかし幼少期おれ、友達に「今まで買ったゲームを積んだことない、全てパーペキにクリアしてる」と大見得を切っていた。やるしかない。
練習した、キャラクターも好きだったし、音楽を聞くのも好きなので特に苦もなくプレイし続けた。しかしおれは気づいた、このゲーム、何をもってクリアなんだ?
友達には「ポップン?ああ、クリアしたよ」と嘯きました。
ちなみに僕がポップンで使用しているキャラクターはプリティーというキャラです。
この子です。可愛くない?つーか昔女児用のグッズでこういう顔が四角いうさぎおらんかった?
時は経ち、ポップンはナンバリングを重ね、おれは精通した。夢精だった。
いつも通りCS版ポップンを欠かさず買い、ポップン14が出た頃……コナミが「プレステ2でCS版を出すのをやめて、PSPで出すよ。L2R2ボタンなくなるからパッド勢は運指考えなおしてね」と発表した。
は? 必死に練習してプレステ2コンで最高難易度(当時は42)をギリギリクリアできるようになったおれの苦労は? がっくしである。キーボードで例えるならミのキー叩いたらラが鳴るようなもんです。いや、そういうもんか?
PSP版ポップンミュージック、結局買うんですけど、おれはこの鬱憤を珍しく前向きに発散した。じゃあアーケード版のポップンやろう、と。
デビルアクマ、華々しくぼっちゲーセンデビュー。めきめきと頭角を現し出す。既存曲をガッツリ知っているのと、人よりも少し手がでかいのも助けとなり一年も経たないうちに高難易度曲(この当時のくくりだと36~40)もバシバシ叩けるようになっていった。15歳の夏である。
違う音ゲーとの出会い
ポップンにもマンネリを感じ始め、違う音ゲーにも手を出してみようかな、と思い立つおれ。しかし想像してみてください。ゲーセンのゲームをやっている層を。
DDR→ヤバい人しかいない
と、当時の音ゲー業界は正直煮詰まっていたと思う。歴史を積み重ねるとともにそのファン層も淘汰され、精鋭たちだけが残ってしまって、新規参入は難しかった。
そんな中、流星のように新しい音ゲーが降ってきた、今の音ゲー業界を牽引する、jubeatが。
jubeatはリズムに合わせて16個のパネルを押すいわゆるリズムゲー、どちらかというとDDRの手バージョンのような感じだった。
余談だけど、上記の弐寺・ポップン・ギタドラは自分の押すボタンに音が割り振られていて、ミスするともちろん正規の音楽にはならない。その『演奏感』がjubeatにはないのでjubeatはクソ、と主張するロートル懐古原理主義者がけっこういた。
へぇ〜、新規タイトルか。こういうの最初からやっておくとアドバンテージ(なんのアドバンテージだよ、って感じだが)になりそうだし、少しだけやってみようかな〜と思っていたおれ、ドハマりする。
硬いパネルを指で押すわけだから当然どんどん指に水ぶくれが出来、一番ひどい時は両手小指以外全ての指に水ぶくれができた。
【jubeat】Evans EXT 譜面確認用花+ハンドクラップ - YouTube
いまやクソ有名になってしまったEvansも、おれがやっていた頃は「一曲だけ桁違いに難しい難易度」として君臨していた。このEvansという曲のスコアを詰めるのが最高に楽しくて、それが一段落した頃にjubeat熱が冷めてしまい、水ぶくれは消えた。
音ゲー無節操時代
そこからのおれは調子に乗った、もう全ての音ゲーを触れてやるといった具合だった。jubeatが化けたおかげでKONAMIはパネルを押すたぐいのリズムゲーを続々とリリースし始めた。リフレクビートやサウンドボルテックス、ビートストリームなどなど。
さっき紹介した弐寺・ギタドラ・DDRといったファン層が煮詰まっていたタイトルにもjubeat新規加入勢が「どんな具合かな?」とプレイし始めるようになったのを追い風にしてプレイすると、これもまたドハマり。弐寺にズブズブになってしまった。
音ゲー以外にも言えることだと思うんだけど、やっぱり基礎力がつくといろんなものに応用が効くわけで、ポップンでずっと練習していたあの頃の経験値はかなり他の音ゲーにも応用が効くようになっていた。おれは大切なことを音ゲーで学んでいた。
音ゲーが萌えキャラを増やし媚び始める
jubeatが出始めた頃か、それよりももっと先かは忘れてしまったけれど、ゲーセンのラインナップ変遷とゲーセンブームの廃りを受けてか音ゲー全体が「プリクラなどを撮りに来たナウな若者」から「アニメのプライズやゲーム目当てオタク」をあからさまにターゲットにし始めた。
だからといっておれもオタクなわけだから、「最近は少し目に余るな」と感じていた程度で特に平然としていたが、あの硬派でビキビキなビーマニまで染まるとは当時思っていなかった。
おれは好きです。
ちなみにこの萌え化、ポップンではポップン12 いろはの頃でもう既に導火線に火をつけており、あの後藤沙緒里さんが「オヤシロのムスメ」という「いかにも」な感じの曲を提供していた。当時は声優が音ゲーに!? と驚いたもんだけど、今やけっこう普通になってしまった。慣れって怖い。
[pop'n music CS 12 いろは] 後藤沙緒里 - オヤシロのムスメ [萌えポップ] - YouTube
間奏のジャジーな感じがいかにも音ゲー、といったものを感じ、安心したあの頃。
いつしか段々とそんなことを考えるようになり、好んで昔の曲ばかり聴き漁るおれはもう立派な「音ゲー懐古勢」にジョブチェンジしていた。
日向美ビタースイーツ♪の誕生
皆さん、知ってますか。日向美ビタースイーツ♪。
KONAMIで有名な作曲陣の一人、TOMOSUKEっつー人が企画した、それはもう、前述した「音ゲー大好きオタクたち」へ向けた乙女たちの商店街再興活劇です。
最初見た時おれは仰天した、楽曲にバックストーリーがあって、声優が歌う!? なんか同人作品みてーじゃねーか! と。
こんな露骨な企画が通ってええんか!? と行く末を心配したが、バカ売れ。人気が出る。
んなアホな……と曲を聞くおれ、ドハマり。ストーリー性も楽曲もバンドメンバーも作曲陣も何もかもが最高で、iTunesで買って聞いていた。
これに関しては語り尽くせないので公式サイトを見てください。僕は滅びに至るエランプシスのストーリーが好きで、山形まり花ちゃんが一番好きです。
その中でもおれが一番いいたいのは、ひなビタ♪のフルアルバムに入っていたシークレットトラック?「メンバー紹介っ!」です。
少しドラマ形式になっており、その名の通り「ライブ中のバンドがメンバーを紹介するときのMC」風なんだけど、これがまた、「音ゲー懐古勢」になってしまったおれにとって本当にすごい出来事だった。
それは、音ゲーの既存の楽曲を声優さんたちがカバーする。ただそれだけ。
霜月凛ちゃんはポップンの「黒髪乱れし修羅となりて」
春日咲子ちゃんはee'MALLの「空言の海」
和泉一舞ちゃんはギタドラの「cosmic agenda」
めうめうはポップンの「恋はどう?モロ◎波動OK☆方程式!!」
そして山形まり花ちゃんはギタドラの「jet coaster☆girl」を。
日向美ビタースイーツ♪ メンバー紹介っ! - YouTube
おれは本当に感動した、今までずっと好きだった「音ゲーの楽曲」と、同じく好きだった「声優」が表立って初めてリンクした瞬間だったからだ。
音ゲーの曲は著作権が楽曲提供者に依るからやたらめったら使うことが出来なくて、こうして昔の曲を掘り出してカバー、なんてことは滅多になく長年の夢がようやく叶った、といった感じだった。
(とはいっても、カバーされたこれらの楽曲は企画者であるTOMOSUKEが昔にいろんなゲームで提供した曲だから叶ったことかもしれないので、根本的な問題は多分解決されてない)
これから音ゲーが盛り上がるのは本当にひなビタ♪に掛かってると思います、ほんま、どうぞよしなに。アニメ化とかさせてやってください。
ひなビタ♪のみんなを、輝かせたってください……